みとちゃんピカベスト


みとちゃんピカベスト
(高視認性安全服) とは


蛍光生地 (蛍光イエローや蛍光オレンジなど) と
再帰性反射材 (光が当たると反射する反射材) を
使った安全服のことです。
日中は明るい生地なので目立ち、夜間は
車のライトなどに反射して目立つ服です。

なぜ小学校2年生なのか


公益財団法人交通事故総合分析センターの調べで
平成27年度歩行中の交通事故死傷者数を公表
されています。
その調査で全年齢の中で7歳児の事故が
最も発生してしまっているとの結果を基に
小学校2年生を対象に配布させて頂いています。

「出典:交通事故総合分析センター イタルダインフォメーションNo.116」

児童向け高視認性安全服と
日本国内の規格について


児童向け高視認性安全服は大人と着用する子ども
では体型や着用条件が違うのでそれに対応できる
よう、一般財団法人日本交通安全教育普及協会
より独自の国内規格が定められています。

「児童向け高視認性安全服」の規格は、子どもたち
の交通事故防止を目的として「高視認性安全服」
規格JIS T 8127を参考に児童、生徒の体格や行動
特性等に対応した規格が定められています。この
規格は、小学生の歩行通学時や課外活動時の着用を
対象としているため次の条件に留意されています。
・身長が低い
・ランドセルやリュックサックを背負う
・季節を問わず着用
・熱中症対策を考慮する
・着用時の暑熱対策

着用環境に合わせてタイプ1とタイプ2の規定を
設けてられており、このうち、「みとちゃんピカ
ベスト」はタイプ1の規格認定を受けています。
<タイプ1>
昼間、夜間を問わず高視認性能を有する規格で、
明所暗所の両方に対応する。
<タイプ2>
昼間に限定される低学年児童の外出行動用の蛍光
生地を中心とする規格で、明所を重点とする。

ピカベストには保険が
付与されています


「みと児童安全安心サポート会議」が契約者
となった「傷害総合保険 (交通傷害危険のみ
補償特約付帯) 」がついています。
登下校時はもちろん、放課後遊びに行くときや
塾に行くとき等にも是非着用しましょう。

ピカベストの成り立ち

道路の実延長距離が北海道に続いて第二位である茨城県において交通安全対策は非常に重要な課題であると考え様々な対策を模索してきました。
その中で、欧米での規格化が進んでいた高視認性安全服に着目し2016年に水戸市、水戸市教育委員会、ピカベスト製造メーカーの協力を頂きモニター調査を行いました。 (水戸市内公立小学校2年生550名)

モニター調査の結果その有効性が証明され、また着用している児童の皆さんを見た様々な企業からのご賛同を得ることができたため、翌年に有志団体「みと児童安全安心サポート会議」を設立しました。
当団体の最大の特徴は、交通安全に関係の深い自動車関連企業をはじめ幅広い業種の企業が集まっていることにあります。
この年から水戸市への寄贈という形で市内公立小学校の2年生全員への配布をスタートしました。

併せて内閣府の助成事業を活用し、水戸警察署や茨城県トラック協会のご協力をいただき、ピカベストの安全性や交通安全の大切さを伝える交通安全教室を開催しました。 (以降、水戸市児童交通安全啓発事業補助金交付事業として継続的に開催)

このように「みと児童安全安心サポート会議」だけでなく、水戸市や水戸警察署など官民共同での取り組みは全国でも珍しく、一般財団法人日本交通安全教育普及協会の高視認性安全服における先進モデル事業の認定も受けました。

その後、さらなる活動の幅を広げるために一般社団法人化を経て現在に至るまで「みとちゃんピカベスト」の配布を行い水戸市内の子供たちを交通事故から守る活動を行っています。

ピカベストモニター調査

提供:(株)チクマ

これまでの活動


令和5年度 みとちゃんピカベスト贈呈式
開催日:06月29日 (木)
会場 :アダストリア水戸アリーナ会議室